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お知らせ

カテゴリ: 院長ブログ

根管治療専門で開業して半年経ちました。

根管治療(歯内療法)専門で
東京都世田谷区二子玉川にて
開業させて頂いております
坂上デンタルオフィスの
坂上 斉(さかうえ ひとし)です。

当院を開業して約半年経ちました。
根管治療専門で開業しておりますので、
他院にてなかなか治らない、腫れがひかない
膿(ウミ)の袋が治らない、などでお困りの患者様が
様々な地域からいらっしゃいます。

インターネットで検索して来院してくださる患者様が多くいらっしゃるようで、
遠くは海外から調べて来院してくださる患者様もいらっしゃいました。

国内ですと、東京や神奈川からの患者様が多いですが、埼玉、千葉の方もいらっしゃいます。
もう少し離れると茨城、山梨、静岡、三重などの患者様もいらっしゃいました。
【遠くからのご通院、感謝しております。】

根管治療でお困りの患者様が本当に多くいらっしゃることを
痛感しております。
遠くからご通院の患者様でも
当院では治療回数を少なく、一回の治療時間を長く確保できますので、
根管治療でお困りの方は、連絡いただければ、
対応できる範囲で対応させていただきます。

根管治療によって残すことができる歯は多くあります。
根管治療で治るか?他の問題なのか?
ご自身で判断できなことも多くあると思います。
お困りの方は一度、地域に関係なくご相談にいらしてください。
お待ちしております。

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坂上デンタルオフィス
坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:  カテゴリ:根管治療, 院長ブログ

二子玉川 花火大会

東京都世田谷区二子玉川にて
根管治療・MI修復を専門に開業しております
坂上デンタルオフィス 坂上 斉です。

昨日8月22日は二子玉川にて花火大会が開催されました。

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22日は花火大会のため診療時間を短縮させていただきました。
(二子玉川周辺の交通機関はほぼマヒしてしまいますので、ご了承ください)
患者様にはご迷惑をおかけしてすみませんでした。

今後も坂上デンタルオフィスをよろしくお願い致します。

坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:  カテゴリ:未分類, 院長ブログ

根管治療専門医としてのラバーダム防湿 part 2

世田谷区二子玉川で根管治療専門医院として開業しております、
坂上デンタルオフィスの坂上 斉です。

前回に引き続き、
ラバーダム防湿についてご説明しようと思います。
ラバーダムはもともと、1864年にニューヨークの歯科医である
S.C.Barnumによって紹介されました。実は非常に歴史のある処置方法です。
日本では江戸時代の末期です!!

そんな昔からある処置法であるラバーダムには、
痛みを少なくするために、少しコツがあります。
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下の歯の奥歯(大臼歯)の模式図で説明いたします。
歯を前後方向で見た模式図です。
スライド2
歯は根元がくぼんでおり、
(右図の黄色いところ)
そのくぼみを狙ってクランプの爪をかけることによって、
クランプが外れない様になります。

スライド3
金属製や合成樹脂製のクランプを広げて
静かに持ってきます。

 

スライド4
根元の黄色いところに爪をかけるのですが、
この時、歯肉を挟まないように!
静かに合わせていきます。
こうすることにより、歯ぐきに触れても
痛みを少なくできます。

 

上から見たときの模式図でも説明致します。
スライド10
歯の四隅の角に爪がかかるように狙います。
スライド6

 

 

 

 

四隅に爪を合わせるように、
金属製や合成樹脂製のクランプを広げて
スライド7
静かに持ってきます。

 

 

 

この時、歯の後ろがわの角二つ
しっかりかけることが重要です。
スライド12
後ろがわの角にしっかりかけていないと、
ラバーダムシート(ゴムやシリコーンのシート)を
引っ張った時に、
クランプが外れてしまいます。

歯の大きさによって、四隅の間隔が変わってきますので、
当院では、数種類のクランプを用意して、
痛みを少なく、手早く、適切に
ラバーダム防湿ができるようにしております。
細かな話なのですが、
根管治療を行う際に、私は気にして治療しております。
治療の予後(経過)にどの程度、影響するかは分かりませんが、
細かな治療を行うようになるほど、
基本的な手技が重要になると感じております。

世田谷区の片隅で根管治療を行っている、
小さな歯科医院からの細かい話でした。
お付き合いいただき、ありがとうございます。

坂上デンタルオフィス
坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

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根管治療専門医としてのラバーダム防湿 part 1

世田谷区二子玉川で
根管治療専門医院として開業している
坂上デンタルオフィスの
坂上 斉と申します。

今回は私たち、根管治療専門医にとって
非常に大切なもの【ラバーダム防湿】についてお話ししようと思います。
一般的に言われているラバーダムとは、日本の教科書的にはラバーダム防湿と言われ、
英語では”rubber dam isolation”と言います。
日本語の「防湿」と「isolation」はニュアンスが異なる感じがしますが、
それは今回の話の本質ではないので、また後で。
IMG_4182ラバーダム防湿の目的は、
・唾液の流入による感染の防止
・根管洗浄剤の口腔内への漏出の防止
・治療用器具の口腔内落下の防止
・術野の明示
・治療用ミラーのくもり防止
(↑マイクロスコープを用いた根管治療ではこれが非常に重要!)
などがあり、
欠点として
・根管の方向がわかりにくくなる
・若干の痛みを伴うときがある
などがあります。

根管治療に際しては必ず行うことなので、
欠点を理解して行っていきます。
「行うか行わないか」ではなく、
行うときの欠点をいかに少なくするか、私はそこが大事かなと思っております。

当院ではラバーダム防湿に使用するクランプという器具も
数種類取り揃えております。
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クランプとは歯の根元(歯の頭の部分と根の部分の境)のくぼみに爪の部分をかけて、
引っ張ったゴムのシートが外れないように固定しておく器具です。
ラバーダムの時に生じる痛みの多くは、クランプを歯にかける時に生じますので、
いかに痛くなく、確実に、クランプをかけることが「痛みの少ない治療」には大事になってきます。
当院では数種類のクランプを駆使して、治療を行います。
なぜなら治療する歯は、歯種も違えば、残存する歯の形態も異なります。
治療する歯に適したクランプを選ぶことにより、
痛みが少なく、外れずに、唾液も入ってこない、ラバーダム防湿を行うことができます。
治療時の術野を確保し、器具を動かしやすくする、
ひいては治療の予後(経過)に関わってくる非常に重要な器具なのです。

当院で行う根管治療では必ずラバーダム防湿を行いますので、
患者さんに対して痛みを少なくラバーダム防湿が行えるように、
いつも注意しております。

『根管治療専門医としてのラバーダム防湿 part 2』では
具体的なかけ方について説明しようと思います。

坂上デンタルオフィス
坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

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歯科保存学会報告 part 2

遅くなりましたが、歯科保存学会報告のpart2です。
せっかく世田谷から小倉まで来たので、何か持ち帰りたいと思っていたら、
6月26日の午後によいシンポジウムがありました。

と言っても、すぐに臨床に貢献できるような『How to』ではなくて、
『EBMは歯科臨床を変えたか? -来る10年への針路を考えるー』
というタイトルでした。
すぐに臨床につながるものはありませんでしたが、
文献(論文)に対する考え方を教えていただきました。

私は根管治療(歯内療法)専門の医局にて大学院時代および
大学病院助教時代を過ごしたので、
文献に対する見方や考え方、選び方などは理解したつもりでした。
また、臨床や研究に生かせるように論文を集め、
吟味する方法や意味を諸先輩から教えていただきました。

開業してからは、実験や研究に割く時間もなく、
臨床(治療)にあててきました。
エビデンスを作る側からは少し、離れた気分でした。

AAE(American Association of Endodontists:米国歯内療法学会)で
Regenerative Endodontics(若年者に対する、壊死歯髄からの生活性の再生)
に関するガイドラインについて作成されており、
AAE会員として、積極的に取り組んでいきたい(エビデンスを作る側に!)
と思っておりました。
しかし、適応できる症例にまだ、巡り会っておりませんでしたので、
「臨床家として、エビデンスの創造からは離れていくのかな?」と
考えていたところ、
日本の臨床家でも、エビデンスを作る側になれる可能性を示していただき、
非常にモチベーションが上がりました。

自分の研究分野(根管充填材やシーラー、MTA、Bio Ceramicsなど)について、
これからもエビデンスを作ることができたらうれしいな。

新製品はこれからも出ます。
それが今までも物と、どのように違うのか。
その信頼性がどの程度あるのか。
自分なりに評価し、取り入れていかなければ、
時代に取り残されてしまうと思います。
EBMについての理解を深めることは、
私の臨床においても、先の10年に関わってくる、
非常に大事なことを勉強させていただきました。
ありがとうございました。

そこで購入した本。
すぐに臨床に還元できるわけではありませんが、
いい本です。
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長い文章にかかわらず、読んでいただきありがとうございます。
これからも
世田谷区二子玉川の坂上デンタルオフィスを
よろしくお願いいたします。

坂上デンタルオフィス
坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

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歯科保存学会報告

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さる6月25日、26日に
北九州市の小倉で
日本歯科保存学会が開催されました。

世田谷の医院を休診にして
参加させていただきました。
根管治療や歯内療法の新しいトピックはあるかなぁ。
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大学院時代から、博多へは何度か行ったことはあったのですが、小倉は初めてでした。
保存学会は地方に行くことも多く、小さな都市に行くこともあったのですが、
小倉は思ったよりも大きな都市でしたね。
飲食店も多く、ラーメンも海の幸も
とてもおいしかったです。

 

肝心の学会内容で一番気になったのは
『う蝕治療ガイドライン』が改定されたことですね。
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第一版も購入しましたが、購入後すぐにPDFにて無料配布された
苦い思い出がありました。
でも、PDF配布の前にやっぱり第二版も買っちゃいました。
う蝕治療(いわゆるむし歯治療)は歯科治療の重要なパートですし、
坂上デンタルオフィスにおいても、非常に重要な治療ですから、
早く情報を得ないといけませんしね。
日本語になっている時点で、もはや最新ではないのですが、
ある意味、日本のう蝕治療の方向性を決める資料と思っています。
根面う蝕への非切削および切削での対応は参考にさせていただきます。

 

講演でも気になったものがありましたが、
そのお話は次回のブログにします。

しかし、一人で診療していると世界が狭くなりがちなので、
たまに学会に参加すると知識としても、
気分転換的なものとしてもよいですね。
また、秋に参加させていただきます。

坂上デンタルオフィス
坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:  カテゴリ:むし歯治療, 講演会, 院長ブログ

ZEISS Forum 2015

皆様、ご無沙汰しております。
少し前になりますが、6月7日にステーションコンファレンス東京にて開催された
『ZEISS Forum』に参加してきました。

これは私のクリニックでも使用しているマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の製造メーカー
Carl Zeissが主催した、マイクロスコープを用いて
様々な治療を行っている先生方の講演会でした。

ちなみに当院の顕微鏡はこちら↓
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根管治療時に必要な倍率、照明の明るさ、取り回しの良さを兼ね備えており、
私の大事な相棒です。

講演内容ですが、
9:50~11:00は眼科医の市川先生の講演でした。
普段は知ることができない眼科の先生のお話で、
眼科手術時の顕微鏡動画を交えて講演していただき、
顕微鏡の歴史から最新の顕微鏡の話まで聞くことができました。
普段と違う視点でのお話で非常に勉強になりました。

11:10以降は歯科の先生の講演でした。
17時過ぎまでに4名の先生方の講演を聴くことができ、
私は主に歯内療法の先生方のお話を中心に聞いてきました。
その中での感想として、
東京医科歯科大学のエンドの大学院生の頃から何度も井澤常泰先生の講演を聴き、
手術時の動画を拝見してきましたが、
自分で常に顕微鏡の動画を撮るようになって
あらためて井澤先生の動画の明るさ、ピントの合いかた、被写界深度、倍率など
勉強になることが多くありました。
キレイな動画は、患者さんへ多くを語らなくても
説得力が増すと思いました。私も、もっと研鑽を積んでいきます。

ペンシルバニア大学にてエンド専門医を修了された石井宏先生の講演では
多くの複雑な症例を拝見することができ、自分の臨床にも生かせることが多くありました。
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最後の岡口守雄先生の講演も
いつも通りキレイな動画で、他ではみられない動画の数々でした。
歯髄保存は私も取り組んでいる大きなテーマですので、
手技の一つ一つを動画で拝見でき、とても為になりました。
臨床のヒントを頂きました。

診療日を休診にして参加しましたので
本日得た知識を、いつか患者さんに還元できるように
これからも臨床に望んでいきたいと思っております。
これからもよろしくお願い致します。

坂上デンタルオフィス
坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:  カテゴリ:講演会, 院長ブログ

痛くない治療のために

先日、治療を行うために麻酔をしたところ、患者様から
「自費治療では麻酔の薬も違うの?」とご質問を頂きました。
当院では一般的な麻酔薬を使用しており、
どこの歯科医院にもあるような麻酔薬を使用しておりますので、
「いや、保険のものと一緒ですよ。」とお返事いたしました。
なぜそのような質問をされるのか、気になったので
「どうしてですか?」と伺ったところ、
「全然痛くなかったから、麻酔の薬も違うのかと思ったので。」
とのことでした。

このような患者様が、たまにいらっしゃいます。
自分としてはどの患者様も同じように麻酔をしております。
表面麻酔をして、そこに注射の麻酔をして麻酔の範囲を広げていき、
麻酔が十分効くように、量を増やしていきます。
もちろん、表面麻酔の種類や麻酔を始める場所、麻酔の注射をする
針の細さや麻酔液を注入するスピードなど、
少し注意点がございますが、自分として一番大きな違いは
麻酔にかける時間であろうと思います。

当院では処置に最低1時間かけさせていただいているので、
歯の麻酔にも十分時間が取れることができ、麻酔が効いている範囲に、
次の麻酔していくことができます。
そのために痛みが少なくできるのではないかと思っています。

それでも
正直に申し上げれば、やはりお痛みを感じさせてしまう
患者様もいらっしゃいます。
当院では、痛みに敏感な方は、十分に注意を払って
麻酔の注射をさせていただきますが、
それでも痛みを感じさせてしまう患者様もいらっしゃるかもしれません。
その際は申し訳ございません。
処置に痛みが伴う場合は、痛みの記憶を残してもらいたくないため
麻酔をさせていただくように説明させていただきます。
アレルギーなどで、どうしても駄目な方はおっしゃってください。
できる限り対応させていただきます。

最近は、どの歯科医院さまも
治療中の痛みに注意していらっしゃるようです。
昔に比べれば、歯科の麻酔がトラウマになってしまう患者様も
少なくなっているのではないかと思います。
それでも稀に、麻酔の注射がトラウマになっている
患者様もいらっしゃいます。

現在、当院では初診料無料にさせていただいております。
その際に、気になること、不安なことをおっしゃって頂けると幸いです。
できる限り対応させていただきます。

今回は、治療前の麻酔について書かせていただきました。
歯科治療に伴う痛みについては、色々な段階で
対応方法がありますが、それについてはまたの機会に。

私は治療に際して、痛みは少ないほうがよいと考えております。
(でもやはり、すべての患者様に完全に痛みのない治療は難しいです。)
より痛みなく治療できるように、これからも
精進してまいります。
今後もどうぞ、よろしくお願いいたします。

坂上デンタルオフィス
院長 坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:  カテゴリ:院長ブログ

私の道具箱

まだまだ寒い日が続きますね。
私は開業準備に忙しいです。
4月2日に皆様にお会いできることを楽しみにしております。

今回は、根管治療に使う道具についてご紹介したいと思います。

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” OKマイクロエキスカ ”です。

これは根管治療を行う人にとっては、最近、有名になってきた器具です。これは大学院時代(4年前くらい?)にK先生が使っていたのを見たのが最初だと思います。
これは、ファイルでは取れない根管内の古い詰め物や汚れを書き出すための道具です。

上の写真では分からないのですが、先端は

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よく分からないですね。。。
ではこれで!

 

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この先端は約0.5mm!
耳かき状になっています。
この器具を生産しているのは、実は日本の小さな工場です。
こんな製品を一定の品質で生産するのは、日本ならではの仕事でしょう。

この器具を使えば、今までキレイにできなかった細い溝の部分の汚れもキレイにできます。
こんな小さな器具ですが、私の治療を大きく広げてくれた大事な器具です。
開発者の岡口先生に感謝です。

坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:  カテゴリ:根管治療

Dr.Kim from The University of Pennsylvania.

先日、大学院の先輩で、根管治療専門医の先輩である林洋介先生の
ペンシルベニア大学歯内療法学講座インターナショナルプログラム
修了記念特別講演がありました。

昨年から何度か、キム先生は来日して講演して下さいます。
常に、海外の新しい情報に耳を傾け、取捨選択し
普段の治療に取り入れていかなければならないと考えさせられます。

わずかでもいいから、少しずつ進歩していきたいですね。

最後に講演終了後のキム先生との写真

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今年のAAE(米国歯内療法学会)には参加したいなぁ。

坂上 斉

根管治療専門医による精密根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:  カテゴリ:講演会