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お知らせ

日本歯科保存学会2016年春季学術大会

本日は、日本歯科保存学会2016年春季学術大会(第144回)に参加してきました。
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世田谷区二子玉川にて根管治療を専門に開業しております、
坂上デンタルオフィスの坂上 斉です。

この学会は、歯を保存(残して使えるように)するための学問
〔修復治療(MI修復など)、歯内療法(根管治療)、歯周病〕について研究している
日本全国の歯科大学あるいは一般開業歯科医師を中心にした学会です。
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朝から大学院時代の先輩の発表(一般口演)を聞いて、
レーザーを用いた根管洗浄について理解を深めました。
現時点ではまだまだ、研究の域を出ないといったところかもしれませんが、
将来的にはレーザーを用いた根管洗浄は有用かもしれません。
乗り遅れないようにしないと。
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午前中のシンポジウムでは、
「高齢者への歯科保存治療」とのタイトルで、
保存修復学、歯内療法、歯周治療各分野の先生方の
高齢者に対する治療での留意点について勉強させていただきました。

80歳以上の人々が1000万人を超える社会情勢の中で、
健康寿命と平均寿命までの間の期間(10年~15年くらい)を
どのように快適に過ごしていただくか、
そのために歯科がどのようにかかわっていけるか。
私としては、歯内療法(根管治療)専門医院として
どのように貢献できるか。
治療のエンドポイントをどのように設定するか。
画一的にならずに、患者様ごとに設定できたら
専門医院としては良いのかなと思いました。

根管治療専門医院だけでは解決できない問題も多いので、
多くの歯科医院との連携も大事になってきますね。
明日も学会は続きます。

坂上デンタルオフィス
坂上 斉

根管治療 専門医院:坂上デンタルクリニック5つの特徴

 

難しい治療も対応可能です。

治療例:他医院で抜歯と診断されたが抜歯を回避できた症例

治療前 治療後
術前レントゲン写真 根管充填後3か月
治療内容について

歯ぐきが腫れてきたため、近くの歯医者さんに行ったところ、「歯を抜くしかない」と言われ、歯を残したいとのことで根管治療専門の当院にご来院頂きました。

初診時には、左下の6番目の歯は外側に、7番目の歯は内側に、腫れやウミの出口がありました。さらに6番目の歯には根管治療で用いる器具が残っておりました(レントゲン写真①)。当院でも難しい処置となり、抜歯となる可能性もありましたが、患者さんと相談し歯を残す方法を試みることとしました。

歯を残す治療を詳しく見る

 

治療例:大臼歯 インプラントに隣接した歯に対して根の治療を行い、抜歯が回避できた症例

治療前 治療後
術前レントゲン写真 根管充填後1年9か月レントゲン写真
治療内容について

患者さんは近くの歯医者さんで「悪い歯を抜いてインプラントにします」と言われたそうです。
一番奥の歯はきれいな被せものが被っていますが、歯ぐきが腫れています。ウミの出口のようなものもあります。
レントゲン写真で見ても、根の先に黒い影があります。この部分は骨が溶けているので、黒く透けて見えます。一本手前の歯はインプラントでした。この歯も抜いてインプラントにした方がよいのでしょうか。インプラント治療はよい選択肢だと思いますが、今回は患者さんと相談し、歯の根の治療により改善する見込みが少しあるかもしれないと判断して、処置を開始しました。

根の治療の流れを詳しく見る

根管治療専門医のよる安心の根管治療【坂上デンタルオフィス】

日付:   カテゴリ:学会, 院長ブログ